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mizuiro&ハウスがスパイスクレヨン

2020.02.27

スパイスクレヨン「彩るスパイス時間 CRAYONS」を手にする「mizuiro」の木村代表取締役

 ハウス食品グループ本社(東京)は、「おやさいクレヨン」で知られる青森市のデザイン会社「mizuiro」と共同で、スパイスクレヨン「彩るスパイス時間 CRAYONS」を開発し26日から、インターネット上で応援購入を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。スパイス製造の工程で発生する製品にならない原料部分を有効活用する取り組みで、環境に配慮した企業姿勢をアピール。CFの反応を見ながら商品化を検討する。

 スパイスクレヨンは、米ぬかを原料とするライスワックスにスパイスを練り込んだ自然素材由来のクレヨンで、クローブ、シナモン、ターメリック、タイム、バジルなど10色。それぞれの香りや色を感じながら、大人がゆったりと絵を楽しむ時間を演出するコンセプトで開発された。

 CFはCF支援サイトの「Makuake(マクアケ)」で総額20万円を目標に実施。2千円の支援でクレヨン1セットが届くほか、2500円でスパイスにゆかりのある国のモチーフを集めた塗り絵とクレヨンのセットが届く。

 ハウスグループは、廃棄物削減を目指し、製品にならなかったスパイスの色や香りを、消費者にとってより価値のあるものとして生かす方策を検討する中で、規格外の野菜を活用し「おやさいクレヨン」を製造、販売するmizuiroの取り組みに共鳴。共同開発につながった。

 mizuiroはクレヨン化に関する技術提供と、パッケージや塗り絵のデザインを担当した。野菜以外の香りの強い原料の扱いや大人をターゲットにした点がこれまでにない試みだったといい、木村尚子代表取締役は「地方でも全国の企業とタイアップできる一つの事例になれば」と将来的な商品化に期待した。

 ハウス食品グループ本社研究開発本部の竹山知華さんは「CFサイトで環境に対する姿勢を伝えながら、お客さまに受け入れられるかどうか探りたい」と話した。

(東奥日報社)