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深浦町中心部に待望のコンビニ、来年2月出店

2019.12.12

深浦町が整備する駐車場の一角にコンビニが出店する国道101号沿いの予定地。左奥は日本海と景勝地「大岩」

 青森県深浦町中心部のJR深浦駅近くに来年2月、地元待望のコンビニが出店する。駐車スペースが手狭だった駅前の国道101号沿いに町が駐車場を整備し、大手・ファミリーマートが一角を借り受ける。日本海に面して南北に長い同町では北部・関地区に同系列の既存店があるが、以南は秋田県八峰町八森地区まで国道101号沿いに70キロ以上もコンビニ空白地帯が続く。深浦地区への新規出店は、地域住民だけでなく、観光客や近隣ドライバーにとっても朗報となりそうだ。

 予定地は駅北側にある町有地で、旧深浦消防署と深浦医院の跡地約千平方メートル。町が事業費1千万円で駐車場を整備し、大型車4台、乗用車10台分を確保する。敷地内に立つ店舗とともに来年2月完成予定。国道を挟んだ日本海には景勝地「大岩」があり、観光客も駐車可能になる。

 深浦駅前は、五能線の観光列車「リゾートしらかみ」で訪れる団体客らの乗り継ぎや冬期間の代替輸送時に大型バスで混雑することがあった。また、近くの人気スポット・大岩の周辺は国道がカーブしている上に駐車スペースもなく、危険な路上駐車が後を絶たないことが課題だった。

 中心部へのコンビニ出店は町民アンケートでも要望が多く、町は2013年から大手各社に“ラブコール”を送ってきた。数年前に誘致話が具体化しかけた際は、当時の商工関係者が難色を示し、立ち消えになった経緯がある。

 深浦地区からは最も近い関地区のコンビニまで約26キロ離れており、スーパーやドラッグストアは夜9時までに閉店する。町中心部に住む女性(47)は「コンビニがない生活に慣れてしまっていたが、できれば助かると思う。駅から近いので観光客にも便利」と歓迎する。

 町総合戦略課の担当者は「町中心部だけでなく南部・岩崎地区の人にとっても利便性が向上する」と説明。ファミリーマート広報部は「漁業者や介護施設勤務の方など、深夜時間帯の買い物に不便を感じている人も多いと伺っている。地域に密着した愛される店舗を目指していきたい」としている。

(東奥日報社)