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新青森駅周辺保留地、残り1区画に

2019.11.19

江陽閣と玉姫グループ青森でつくる企業グループが事業提案書 に示したレストラン・宴会場の完成予想図

 青森市は18日、新青森駅周辺の土地区画整理事業に伴う一般保留地について、売れ残っている駅東側の3区画のうち、2区画の売却先が決まったことを明かした。八戸市の冠婚葬祭業「江陽閣」と青森市の「玉姫グループ青森」でつくる企業グループがレストラン・宴会場を、同市の社会福祉法人「ゆきわり会」が生活介護事業所をそれぞれ建設する予定。今回の売却によって同駅周辺の全18区画中17区画が埋まることとなり、市の担当者は「残る1区画の売却に向けて引き続き努力したい」と話している。

 18日の市議会都市建設常任委員協議会で、市側が説明した。市によると、事業の内容や規模を示した「事業提案書」を、2区画とも7日付で承認した。売却契約は今後締結する。いずれも事業開始は2021年10月の予定。

ゆきわり会が事業提案書に示した生活介護事業所の完成予想図

 2区画のうち、レストラン・宴会場の区画は3581平方メートルで、販売予定価格は4億7997万9960円(市助成分は36%)。鉄骨3階建てのレストラン・宴会場と、同5階建ての立体駐車場を整備する。総事業費は14億1900万円。

 生活介護事業所の区画は2301平方メートルで、販売予定価格は2億2046万9330円(同34%)。首都圏からの知的障害者を受け入れ、青森市内の障害者施設で作られた食品を提供するコーナーも設ける。総事業費は11億3050万円。

 新青森駅周辺の一般保留地は07年度から分譲が始まったが、一時は約5年間にわたって買い手が付かない状況に陥った。その後、15年に函館市の医療法人が西側4区画を購入したのを皮切りに、ここ数年はホテルやテナントビルなど毎年のように売却が進んでいる。

 市石江区画整理事務所によると、売却済み15区画の売却額と面積は31億1459万円、3万1427平方メートルに上り、全18区画に占める割合は売却額が76%、面積が80%となっている。

 残る1区画は、駅東側に建設中のホテル「東横イン」北側の1964平方メートルで、予定価格は2億5656万円。

 同事務所の木村俊二所長は「医療法人進出の相乗効果でホテルができるなど、最近は売却が順調に進んでいる。この調子であと1区画が売れるよう頑張りたい」と語った。

(東奥日報社)