上北 青森の経済ニュース

スマート農業学ぼう 専門職員が三農で講義/みち銀

2019.10.11

みちのく銀行が三農高で行った特別講義。ドローンとAIを組み合わせた先端的な取り組みなどが紹介された

 みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は7日、青森県十和田市の三本木農業高校(遠藤剛校長)で、農業経済科の2年生35人を対象に、農業分野の専門スキルがある職員による特別講義を行った。県の提案者事業実施制度に採択された三農発「観光・スマート農業」推進プロジェクトの一環。同行とIT企業「オプティム」(本社東京、菅谷俊二社長)による合弁会社「オプティムアグリ・みちのく」の赤石淳事業統括部長らが講義した。

 赤石部長は、農業就業人口が減少し後継者不足も深刻化する中、AI(人工知能)と、さまざまな機器をネットで結ぶIoT(モノのインターネット)、ロボットの連携によるスマート農業の推進が、将来的な農業の方向性の一つと指摘。

 小型無人機ドローンに取り付けたセンサーを用いた農薬の選択的散布は、有機食品の新市場開拓につながる可能性を秘めており、同社のコンセプトを「楽しく、かっこよく、稼げる農業を青森で」と説明した。

 農業経済科2年の谷内勝哉さんは「ドローンを使ったスマート農業がこんなに発達していると思わなかった。AIでできることのすごさにびっくりした」と感想を語った。

 同日はこのほか、同行十和田支店の小向耕介法人営業課長が、深浦マグロのブランド化などを例に、水産業を含む県内でのアグリビジネス展開を解説。市内の農業法人グリーンソウル(米田拓実社長)のほ場見学も行った。

 同行地域創生部アグリビジネス推進チームの上山良典代理は「連携から生まれた取り組みが、地域の人材確保や育成につながれば」と話した。

(東奥日報社)