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デビュー5年目「青天の霹靂」全国一斉発売

2019.10.07

青天の霹靂の新米を買い求める市民ら=青森市のイトーヨーカドー青森店

 青森県産ブランド米「青天の霹靂(へきれき)」の2019年産新米が5日、全国で一斉に発売された。市場デビュー5年目を迎えて知名度が高まりつつある中、県や関係団体は首都圏や関西圏でのPRを強化。霹靂のさっぱりとした味わいを消費者に浸透させ、さらなるファン獲得を目指す。

 全農県本部によると、19年産米の出荷量は18年産とほぼ同程度の約7300トン(県内2千トン、県外5300トン)を予定している。5周年を記念し、発売から約1カ月間は県内限定で特別デザインの5キロ入り米袋を販売する。

 霹靂はさっぱりとした食味やおかずとの相性の良さが特徴。県は19年産米の販売に当たり、首都圏や関西圏の大型店などを巡って霹靂を試食宣伝するPRキャラバンを新たに実施し、霹靂の名称を知っていても食べたことはない客層の掘り起こしを図る。

 5日、青森市のイトーヨーカドー青森店は、5キロ入り2354円(税込み)、2キロ入り1058円(同)で販売。全農県本部が抽選会などの発売記念イベントを行い、午前9時の開店と同時に120人以上の客が詰めかけた。

 青森市の高清水茂さん(65)は2キロ入りを3袋購入。「霹靂の新米は毎年買っていて、孫も喜んで食べている。サケなどのおかずと一緒に食べるのも楽しみだけど、今夜は塩むすびでコメそのものを味わいたい」と話した。

 青天の霹靂はコメの食味ランキングで、参考品種だった14年産を含め5年連続で最高評価の「特A」を獲得。しかし、天候不良による18年産の収量低下が生産者の「霹靂離れ」につながり、19年産の経営体数は前年産比135減の708経営体となった。

 作付面積も339ヘクタール減の1550ヘクタールと減少したものの、19年産は作柄が良いため前年並みの出荷量が見込まれている。

(東奥日報社)