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津軽鉄道にほれ込む東京の包装資機材会社

2019.08.08

津軽鉄道を打ち出したブースを設置した谷口さん(左から2人目)とスタッフたち=東京・丸の内のKITTE

 ほれ込んだ津軽鉄道と自社製品を一緒にPR-。東京の包装資機材会社「有功社シトー貿易」は東京・丸の内の「KITTE」で2、3の両日開かれている包装関連のイベント・ハコの日に、津鉄を前面に打ち出したブースを出展している。輸出に対応したカラフルなリンゴ用ケースも並べ、来場者の関心を集めている。

 ブースにはリンゴ園を走る津鉄の写真を大きな段ボールに精細にプリントしたパネルを設置。津鉄から提供されたリンゴを収めた段ボールのケースも、写真プリントで美しくデザインされている。来場者の女性からは「リンゴ箱っぽくなくてすてき」の声が漏れた。

 有功社の谷口有三代表取締役(59)も同社社員も青森県に特段の縁はない。「仕事や旅行で全国各地のローカル線に乗るが、津鉄ほど魅力的な路線はない。五所川原など駅舎のおもむき、車内の雰囲気、沿線の景色や人々の温かさ。もう世界遺産級の価値です」と谷口さん。

 これまで3度乗車した津鉄にほれ込み、都内で自社製品とともにPRすることで多くの人に乗ってもらいたい、と今回のブースを企画した。津鉄の協力も得られ、パネルやケースの写真は津鉄の提供という。

 自信作のケースは、県産リンゴの輸出をにらんで国際規格で生産。強度をもたせる工夫を施し、2千箱積み上げても変形しない。「津鉄ブランドのリンゴを国内外で販売するお手伝いをするのが夢。いつか実現できれば」。谷口さんは熱っぽく語った。

(東奥日報社)