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机の上で発掘体験 合掌土偶メモ帳発売

2019.08.08

めくるごとに合掌土偶の姿が現れるメモ帳(県提供)

 机の上で土偶の発掘体験を-。青森県が大阪の建築模型制作会社・トライアードと共同開発した、めくるごとに合掌土偶が「出土」するメモ帳「OMOSHIROI BLOCK 国宝合掌土偶」が1日から県内で発売される。

 メモ帳は145枚つづりで幅8.5センチ、奥行き8.2センチ、高さ4.3センチのブロック型。濃い茶色と薄い茶色のグラデーションで地層を表現し、メモ用紙を一枚一枚切り離していくと、断面から立体感のある合掌土偶が徐々に現れる。

 高度なレーザーカット技術で細工を施した用紙を1枚ずつ手作業で重ね、1989年に合掌土偶が八戸市の風張1遺跡から出土した場面をメモ帳の断面に再現した。当時左脚が分離した状態で出土したことから、メモ帳でも本体と左脚をバラバラに配置するというこだわりぶりだ。

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けて機運を醸成しようと、県が同社にデザインや制作を依頼した。県の担当者は「土偶を発掘する感覚を机の上で味わいながら使ってほしい」と話した。

 価格は1個1万円(税抜き)。取り扱いは三内丸山遺跡センター(青森市)A-FACTORY(同)、八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館など。トライアードのオンラインショップでも購入できる。

(東奥日報社)