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黒石市中心街に複合宿泊施設整備へ

2019.05.30

黒石市横町の複合宿泊施設建設予定地

 青森県黒石市中心市街地活性化計画の一環で、同市横町の旧七兵衛(しちべえ)サマ薬局跡地に、同市の民間企業「逢春(ほうしゅん)」(福原真一代表取締役)と、こみせ通り商店街振興組合(村上陽心(あききよ)理事長)が協力して、ホテルに多目的ホールなどを備えた施設を整備・運営する。国の補助事業に採択されれば8月にも着工し、2020年4月開業を目指す。

 逢春の専務取締役も務める村上理事長や、市の担当者が、29日に同市産業会館で開かれた市中心市街地活性化協議会の会議で公表した。約669平方メートルの敷地に、逢春が2階建て(延べ床面積約889平方メートル)の建物を整備。外装は、近くの中町などに残る木造アーケード「こみせ」風のデザインを採用するなど、景観に配慮する。

 1階には最大120人収容の多目的ホールや、調理場を設け、催事や宴会などに対応。観光客や市民が休憩できるスペースや、伝統工芸品や市内の物産などの売店も設ける計画だ。また、商店街側は、宿泊者も楽しめる屋台村などのイベント開催などを担う。

 2階の宿泊施設は客室15で最大収容人数が42人。同市中心街付近に不足しているシングルでの使用も可能とする。観光客やビジネス客、部活動遠征などの需要にも対応する。

 経済産業省の補助事業「商店街活性化・観光消費創出事業」に現在、申請中だ。村上理事長は「黒石に泊まってもらうことで観光客などの滞留時間を長くし、黒石にお金が落ちる仕組みをつくりたい」と話している。

(東奥日報社)